日本酒の度数はどのくらい?
日本酒のアルコール度数ってどのくらいなのでしょうか?
日本酒というとなんとなくアルコール度数が高いイメージがありますが、実際のところはどうなのでしょうか?
現在流通している日本酒のアルコール度数は、15度前後のものがほとんどとなっています。
なぜ15度前後のものが多いのかというと、酒税法というお酒の法律のくくりで日本酒は22%以下と定められているから。
いくらアルコール度数の高い日本酒でもアルコール度数は22%ということになります。
ここでちょっと
だったらそういう法律のない江戸時代の日本酒は度数が高かったのかな?
なんて疑問に思いました。調べてみると、
今の酒税法ができる前や江戸時代などのお酒は今よりもアルコール度数が高かったのか、と言われると意外とそうではなく、江戸時代も酒税のようなものが存在していたようです。
ですがそれは「醸造量」に応じて掛かったため、醸造元ではなるべくアルコール度数の高いもの(20%前後だったようです)を作っていたみたいです。
ですが、その濃い日本酒が、仲買人を経由する過程でどんどん薄められていき、最終的に庶民の口に届く頃には大体5%くらいになっていたようです。
時代劇なんかで酒場でグイグイ日本酒を飲むシーンなんかがありますが、結構薄い日本酒を飲んでいたんですね。
まあ、あまりアルコール度数が高すぎても飲みにくくなってしまいますからね。。。
そもそも「アルコール度数15%」というのはお酒の中では高い方になるかと思いますので、ビール(アクコール5%程度)のようにグビグビ飲んだら大変なことになるかと思います。
他の酒の度数と比べてはどうなのか?
ではアルコール度数15度というのは他のお酒と比べてどうなのでしょうか?
比較に入る前にここでちょっと疑問に感じるのはアルコールの割合を示す単位に「度」と「%」が使われていることです。
日本酒などは「度」ですが、ワインやビールなどは「%」で表しますよね。
これも調べてみたのですが、言い方が違うだけで同じ意味だそうです。アルコール度数「10度」も「10%」も同じみたいです。
ただ注意したいのは、例えばアルコール度数が同じ15%のワインと日本酒はアルコール飲料として同じ良い方や効果があるのかというとそんなはずもなく。
個人の体質やお酒のコンディションによって良い方や効果は左右されますので、アルコール度数だけを基準に考えるのではなく、自分の体質やコンディションを考えて飲むようにしましょう。
少し話がずれてしまいましたが、日本酒と他のアルコール飲料との度数の比較をしたいと思います。
酒類 | アルコール度数 |
---|---|
日本酒 | 15度前後 |
ビール | 4.5~5度 |
ワイン | 10~15度 |
焼酎 | 20~40度 |
ウイスキー | 40~55度 |
ウォッカ | 40~95度 |
テキーラ | 35~55度 |
ウイスキーや焼酎、ウォッカなどがすごく高く感じますが、基本的にこれらのお酒は何かと割って飲むことが多いと思うので、ストレートで飲む(しかも比較的にグイグイ飲んでしまう)お酒の中では、まあまあアルコール度数は高い方なのではないでしょうか。
特に自分の好みにヒットした日本酒を万全の体調で飲んだときはかなり飲んでしまうことがあります。
また先程も述べましたが、アルコール度数のみで判断するのも間違っていて、自分との相性や体調なども加算して個々で判断するべきかと思います。
日本酒をゴクゴク楽しみたいなら「スパークリング日本酒」
日本酒の風味が好きでついついゴクゴクと飲んでしまう。。その結果、悪酔いしてしまい次の日に二日酔いになってしまった。。。
という人は「スパークリング日本酒」をおすすめします。
スパークリング日本酒とは文字通り炭酸の入った日本酒のことです。
あまり馴染みがないかもしれませんが、スパークリング日本酒は普通の日本酒よりもアルコール度数が低く(5%程度)、炭酸の爽快感もあってかなり飲みやすくなっています。
また、炭酸が入ることによって、日本酒の風味がより感じられるようになり、より甘みを感じるようになります。
私もこのスパークリング日本酒なる存在をしばらく知らなかったのですが、ある飲みの席で発見して飲んでみたところとても飲みやすくて次も買ってみようと思いました。
スーパーなどでも結構見かけることも多いですが、いかんせん数が少ないです。
地元のスーパーには一番有名な「澪(みお)」しかありませんでした。。。
amazonなどで「スパークリング 酒」や「発泡清酒」などで検索してみると色々とでてきます。
数はそこまで多くはないですが、有名どころの日本酒メーカーは大体販売しているみたいです。
たとえば「獺祭」や「上善如水」からも販売されているみたいです。
いくつかあるスパークリング日本酒、発泡清酒のなかで個人的におすすめなのは「宝酒造 澪GOLD スパークリング清酒」です。
定番の「澪(みお)」に「GOLD」がついたものなのですが、普段普通の「澪」ばかりのんでいて飽きてきたというのもあるかもしれませんが、この澪GOLDは普通の「澪」ほども甘くなく、だからといって辛いわけでもなく、とてもバランスがとれてた味です。
また料理との相性がとてもよく、個人的に食事中に水分を多くとりがちなのですが、食事と一緒にグイグイのむなら、スパークリング日本酒のほうがあっているなと思いました。
この他にも「澪 DRY」というものもあります。こちらもDRYなのですこし辛めになっているかと思うのですが、私はそこまで辛く感じませんでした。
この3つの「澪」シリーズはスパークリング日本酒のなかでもかなり定番なので、いろいろと試してみるのもいいかと思います。
日本酒を水で薄めて飲むのもあり
日本酒を水で薄めて飲むなんでかなり邪道に感じるかもしれませんが、海外だと結構普通の飲み方みたいで、私も試したことがありますがとても飲みやすくて意外と良かったです。
また、炭酸水で薄めて自分でスパークリング日本酒にして飲んでも面白いかもしれません。
今では日本酒もワールドワイドな飲み物になってきました。固定概念にとらわれずに世界で受け入れられている飲み方などはどんどん取り入れていきたいですね。
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