日本酒ランキング|初心者・贈り物・安くて美味しい日本酒

日本酒

日本酒ランキングをはじめる前に

いつも近所のスーパーなどで日本酒を買うのですが、ウイスキーや焼酎は日本全国どこにいっても同じような品揃えなのに、日本酒はなぜか、地元の地酒が多く、「白鶴」や「松竹梅」みたいな全国ブランドの日本酒がちらほらとならんでいる感じです。

日本全国にたくさんある酒蔵は基本ちいさな会社がほとんどです。

なので全国に販売できるような体力もなく、そもそも日本酒自体が地元での消費されるような性格があります。

しかし、インターネットなどの登場で全国の日本酒が知られるようになり、ネットでいつでもどこからでも日本酒を買うことが可能になりました。

ウイスキーや焼酎は近くのスーパーで買ってもネットで買ってもそんなに変わりはありませんが、

こと日本酒に限れば、ネットのラインナップは地元のスーバー(イオンはなかなかのラインナップですが。。)に敵いません。

また、amazonのレビューなどを見てみてもかなり真剣にレビューしている人も多く、なかなか選びがいがあります。

初心者におすすめの日本酒ランキング

獺祭(だっさい) 純米大吟醸45

日本酒初心者の方におすすめしたいのはなんと行っても「獺祭」でしょう。

Amazonや楽天などでも常に上位にならんでおり、日本酒をあまり知らない人でも名前くらいは聞いたことがあるのではないでしょうか。

ですが「獺祭」にもいろいろな種類があるのをご存知でしょうか?

一番一般的な「獺祭45※獺祭50から変更」を始め、「獺祭 純米大吟醸 磨き三割九分」「獺祭 純米大吟醸 磨き二割三分」と精米歩合が違うものだけでも3種類、その他製法などの違いでやく17種類くらいはラインナップされています。

なので「獺祭」を飲んだことがある。という人もこれらすべてを飲んだことがある人はそんなに多くないのではないでしょうか。

なので「獺祭45」を飲んだことがあるのであれば、精米歩合のことなる「獺祭 磨き二割三分」を試してみても面白いと思います。精米歩合によってどのくらい味が変わるのか感じることができますし、今後の日本酒選びのヒントになると思います。

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北鹿 北秋田 大吟醸

また、「獺祭」だとあまりにも面白くない、という初心者の方には「北鹿 北秋田 大吟醸」がおすすめです。

「辛口」の日本酒になるのですが、スッキリとして飲みやすくなんと行っても値段が安いです。毎日の晩酌、料理と一緒にのんでも確実に満足できる日本酒です。

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雪中梅 本醸造

「辛口」ではなく「甘口」のほうが好みな方は「雪中梅 本醸造」がおすすめです。

日本酒が苦手な人のなかには単に「辛口」の日本酒が苦手という人も多いかもしれません。甘口の日本酒だといままで日本酒は苦手だと思っていた人でも結構グイグイ飲めてしまう場合も多いです。

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贈り物におすすめの日本酒ランキング

贈り物におすすめの日本酒としては基本的には「大吟醸」を選択するべきかなと思います。

大吟醸はたしかに値段が少し張る部分もありますが、そこはサイズを小さくしてでも「大吟醸」をプレゼントするのが無難かなと思います。

プレゼントする人がどのくらい日本酒のことを知っているかによって選ぶ日本酒も変わってくると思いますが、基本的には「ベタに喜ばれる日本酒」か「今話題の日本酒」の2択になるのではないでしょうか。

またamazonで購入する場合は「化粧箱入り」もしくは「ギフトBOX入り」のものを購入するようにしましょう。amazonの中には箱などの梱包なしで瓶がそのまま届く場合もあるので購入時にはしっかり確認してから贈ったほうがいいかと思います。

ベタに喜ばれる日本酒「獺祭」

事前情報が無いけどどうやら日本酒が好きみたいだ。。といった人にはやっぱり「獺祭」が定番なのかなと思います。

また、プレミアム価格などもあまりなく、安定して手軽な値段で購入できるのも嬉しいです。

獺祭にもいろんな種類があるのですが、ここはやはり「磨き二割三分」を選択しておきましょう。

日本酒が好きで毎日飲んでいるような人でも値段の高い「磨き二割三分」は嬉しいものです。特に「獺祭 二割三分」は23%(77%)という極限まで磨いた山田錦を使い、最高の純米大吟醸とされている獺祭のなかでも一番いいお酒です。

今話題の日本酒「十四代」

「獺祭」はちょっとベタ過ぎてちょっと。。。

という人には「十四代 」という日本酒がおすすめです。

こちらは知る人ぞ知る有名な日本酒なのですが、それ故にプレミアム価格がついてしまっています。。。

ですが、日本酒好きの人であればそのへんも理解しているはず!

「苦労して入手したのでは?」「こんないい酒もらっていいの?」

と思ってもらえること間違いない日本酒じゃないでしょうか?

日本酒飲み比べセット

プレゼント用として人気が高いのが「飲み比べセット」じゃないでしょうか。

特に「金賞受賞蔵のみ」など、言われるとちょっとうれしい特徴のある飲み比べセットが喜ばれるかと思います。

プロ厳選の希少な日本酒が、毎月自宅で楽しめる!

ランキングに入る前に今おすすめの日本酒サービスを紹介したいと思います。プロ厳選のおすすめ日本酒「saketaku」

安くて美味しい。コスパ最強日本酒ランキング

大吟醸や純米大吟醸などお酒にランクがあって、そのランクに応じた値段が付けられているのはほとんどの方がわかっているかと思います。

ですが、正直いつも飲むお酒に「大吟醸」などのランクはどうでもよく、とにかく「安くて美味しい」「コスパのいい」日本酒が知りたいっていう人がほとんどかと思います。

もちろん、美味しい日本酒はより美味しくできるように手間暇かけているのでだからこそ値段が高いということもあります。

また、美味しいと評判になり需要が高くなって、プレミア価格がついてしまっている日本酒もたくさんあります。

そういう意味では、ある程度は美味しい日本酒情報をSNSなどでフォローして、その時期にあった美味しい日本酒をゲットするのが正しい方法かと思います。

また、僕もそうなのですが、一度気に入った日本酒があるとずっとそれを飲み続けてしまいます。そういう人にとっても「安くて美味しい」日本酒選びは毎日の楽しみのクオリティを左右する問題になってきます。

剣菱酒造 剣菱 [兵庫県]

まず私の個人的なコスパ最強日本酒が「剣菱」です。私はなぜかこの日本酒が好きでかなりの本数リピートしています。

兵庫県のお酒で味は日本酒としてはかなりスタンダードな味なのではないでしょうか。

コスパもかなり高く。個人的には「こんなに美味しい日本酒がこの値段(1800mlで2000円以下)で飲めるのか」といつも思います。
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上善如水 純米吟醸 [新潟県]

新潟県の日本酒「上善如水 純米吟醸」も「安くて美味しい日本酒」と言っていいのではないでしょうか。

値段的には先程の剣菱よりも少し値段が上がってしまいますが、かなりおすすめです。

日本酒といえば喉にカーっときて口のなかにムワッと香りが広がるイメージですが。

この「上善如水 純米吟醸」はなんというか、クセがなく飲みやすく、なんというかフルーティーな香りも感じられ、とてもスッキリと、水に日本酒の香りをつけたような飲みやすさがあります。

飲みやす過ぎて、ついつい飲みすぎてしまうくらい、グイグイ楽しめます。

値段があがると言っても数百円ですから、余裕がある場合はこちらを選んでます。

「上善如水 純米吟醸」は家族にも人気で、家に置いているときは父親も飲んでるみたいです。

来客に出してみてもとても好評なので、万人受けする日本酒といった感じではないでしょうか。

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辛口日本酒ランキング

日本人の日本酒の好みや流行りは時代とともに変化してきました。

実は日本酒と言っても、江戸時代以前、明治、昭和、平成と比べても変わってきており、昔は「濃醇辛口」が好まれていたようですが、時代と共にだんだんと「淡麗」よりになっていき、甘口辛口どちらにも分類しにくい丁度中間のところの日本酒が多くなってます。

もちろん製造技術の問題もあって、今のように設備が登場する以前は旨味や甘みなどの元となる酸をコントロールすることができないので物理的に「甘口」の日本酒を作りにくかったということもあるかと思います。

なので、今の日本酒を「辛口、甘口」と分類しておすすめするのはちょっと違う気がしなくもないのですが、日本酒のなかに「辛口甘口」があるのも事実です。

ここでは「辛口でおいしい」という表現にピッタリ来るかどうか、を判断基準にランキングしたいと思います。

総合日本酒ランキング

1.久保田 千寿 吟醸

第1位に輝いたのはこちら「久保田」。

米どころ新潟県の朝日酒造が作る、淡麗辛口の日本酒です。普通の淡麗辛口ではなくフルーティーかつほのかな甘さもあわせ持つ人気の日本酒。

こちらプレミア価格で取引されているところもありますが、地元の酒屋でも定価で手に入る場合も多いので探してみてください!

この久保田もたくさん種類があってどれを選べばいいかわかりにくいですよね〜。こちらもまずは手の届く価格のものから試してみてください。

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2.獺祭(だっさい) 純米大吟醸45

山口県にある旭酒造が作る「獺祭」が2位です。

いっときの勢いは感じられなくなりましたが、ある意味定番になっていっている感があります。

シッピングサイトでのランキング、口コミの数や知名度、人気度、どれをとっても頭一つ抜きん出ているのではないでしょうか。

普通の蔵元ではありえない、杜氏をおかない酒作りや、常識をくつがえす<遠心分離システム>での酒作りを試みている蔵元でもあります。

海外進出にも成功し、名実ともに日本を代表する日本酒となっています。

現在は落ち着いては来ていますが、人気絶頂時にはプレミア価格が付き、蔵元が「高い値段で買わないで!」という広告をだしてしまうくらい人気の日本酒でした。

ネットで検索してもらったらわかるんですが、獺祭といってもたくさん種類があるんです。プレミアのついたものからネットで気軽に買えるものまで、たくさん種類がでています。まずは手の届く価格のものから試してみてください!

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3.田酒

青森県の西田酒造店が造る「田酒」。青森県のみならず全国的にも人気の日本酒です。

他の日本酒よりもやや高価なイメージのある「田酒」ですが、こちらの日本酒は名前の通り田んぼの米のみを使って造られた日本酒です。

またその米にもこだわりがあり、幻と言われた古城錦を復活させた、青森愛があふれる日本酒。

スッキリなんだけど、旨味がしっかり感じられる日本酒になってます。とても人気の日本酒なので、一度は飲んでみたいそんな日本酒かと思います。

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4.上善如水

近所のスーパーやコンビニでも見かけることの多い「上善如水」。こちらも米どころ新潟県南魚沼郡にある白瀧酒造でできた日本酒です。

名前の通り、すっきり飲みやすい味わいとなっており、甘みと香りをあわせ持つ人気の日本酒です。

パッケージもおしゃれでスタイリッシュなので贈り物にも選びやすいですね。

新潟県の日本酒「上善如水 純米吟醸」も「安くて美味しい日本酒」と言っていいのではないでしょうか。

値段的には先程の剣菱よりも少し値段が上がってしまいますが、かなりおすすめです。

日本酒といえば喉にカーっときて口のなかにムワッと香りが広がるイメージですが。

この「上善如水 純米吟醸」はなんというか、クセがなく飲みやすく、なんというかフルーティーな香りも感じられ、とてもスッキリと、水に日本酒の香りをつけたような飲みやすさがあります。

飲みやす過ぎて、ついつい飲みすぎてしまうくらい、グイグイ楽しめます。

値段があがると言っても数百円ですから、余裕がある場合はこちらを選んでます。

「上善如水 純米吟醸」は家族にも人気で、家に置いているときは父親も飲んでるみたいです。

来客に出してみてもとても好評なので、万人受けする日本酒といった感じではないでしょうか。

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5.八海山

こちらも新潟県の八海醸造が造った日本酒「八海山」。ほんとに新潟県の日本酒は強いですね!

昔からファンの多い日本酒「八海山」ですが、雪室貯蔵三年という自然の力を利用して熟成させた日本酒。

熟成酒らしいガツンとした味わいなのにシャープな切れ味のしっかり辛口な日本酒です。

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6.北鹿 北秋田 大吟醸

秋田の酒蔵「北鹿」が造った日本酒「北秋田」。最近はスーパーなどでも見かけるのでご存知の方も多いのではないでしょうか。

お米を50%まで磨き厳寒時期に低温発酵でじっくりと仕込こんだこの日本酒は、フルーティーな香りと爽やかな飲み口のお酒です。甘すぎるといった声もありますが、そのぶん飲みやすく、後味もスッキリなお酒になってます。

値段も安く、コスパは最強かと思います。

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7.越乃寒梅 別撰 (吟醸酒)

こちらも新潟県から、石本酒造の「越乃寒梅」。明治40年創業の歴史ある酒蔵です。

とても有名な日本酒なのですが、米を磨きいてじっくりと醸されたこの日本酒は米の旨さを最大限引き出して熟成させた何年もブレない米本来の旨さが感じられる日本酒です。

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8.黒龍 純吟 純米吟醸

福井にある黒龍酒造のブランドの一つ「黒龍」。ヨーロッパのワイン醸造所をくまなく視察して酒作りに取り入れた日本酒です。

「大吟醸」の市販化は難しいと言われた時代の酒造業界の常識を覆し、全国に先駆けて大吟醸酒の商品化に乗り出した伝説の日本酒です。

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9.醸し人九平次

愛知の萬乗醸造が造る日本酒「醸し人九平次」はミシュランガイド認定の三ツ星レストランのワインリストにリスティングされた国際的にも有名度の高い日本酒です。JALのファーストクラスにも提供されていたこともあるんだとか。

比較的新しい日本酒ブランドですが、15代目 久野九平冶さん、杜氏の佐藤彰洋さん、ほか若き蔵人でお酒を造る蔵元です。

水と米にこだわった、ワイングラスで飲みたい優雅な味です。

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10.鍋島

佐賀の富久千代酒造が造る「鍋島」は世界的なワインコンテストの日本酒部門でグランプリをとり話題になった日本酒です。

非常に飲みやすく日本酒初心者にもおすすめできる、スッキリ心地よい飲み口の日本酒です。

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11.大七純米生もと

この日本酒の特徴はなんといっても某番組で“おせち料理によく合ってお燗にすると美味しい日本酒”の二位以下に2倍以上の点差をつけて第一位に選ばれた日本酒ということ。

とにかく熱燗との相性が抜群で、熱燗が苦手だという人に特におすすめしたい日本酒です。口当たりがとてもあっさりしていて、熱燗のイメージが変わったという人もたくさんいます。

おせち料理だけでなくおでんなど冬の料理との相性がとにかくいいのでぜひ試してみてください。

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12.酔鯨

お手頃価格でも旨い酒の代表格である高知の酔鯨。スーパーなどでも見かける人気の日本酒です。

個人的に高知の日本酒は大好きなのですが、この酔鯨は特に馴染みのある日本酒です。

一時期はこればっかり飲んでる時期があるくらいくせになる日本酒です。

もちろん高くて美味しい日本酒はありますが、この価格でこのクオリティはなかなかないかと思います。

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13. 越後桜

「越後桜」という名前からも想像できるかと思いますが、新潟の日本酒です。

のどごしがよく、癖もすくない飲みやすい日本酒なのですが、

正直、値段も結構安いので、衝撃をうけた!というような美味しさではないのですが、なぜかまた飲みたくなる。と感じる日本酒です。

いつもの晩酌にはもってこいの癖になる日本酒です。

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14. 多満自慢

少し変わった名前の日本酒「多満自慢」は、やや甘口のとてもさっぱりした飲み口の日本酒です。

やさしい口当たりで何度もおかわりしたくなるお酒です。

値段も安めで、コスパ的にも申し分ないです。少し刺激や風味が足りないようにも感じますが、クセがなくスッキリ飲めます。

意外と名前で敬遠されているように感じますが、あっさりしたお酒が好みの方はぜひ試してみてください。

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16. 蓬莱 純米吟醸家伝手造り

  • ANAファーストクラス採用酒
  • 料理王国 2017年料理王国100選 認定
  • 2017年岐阜県新酒鑑評会 首席知事賞
  • 2017年モンドセレクション金賞
  • 2017年春季全国酒類コンクール 第一位

などなど、華々しい業績をもつ日本酒ですが、コスパの方もかなりよく、この価格でこの味はかなり信じられないかと思います。

すこしフルーティーな口当たりの日本酒ですが、これぞ日本酒といえる定番かつ上品な味わいです。

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17. 飛良泉 山廃本醸造

秋田県のお酒で、日本で三番目に古いと言われている老舗酒蔵の日本酒です。

山廃独特の深い香りがあり、適度に辛く、飲んだあとの香りも最高です。食事との相性もいいです。

好き嫌いが分かれる山廃ですが、個人的にはかなり好きな部類に入ります。

逆に日本酒が苦手な人に試してもらいたい日本酒です。ガブガブと飲める日本酒ではありませんが、じっくり味わうには最適な日本酒なのではないでしょうか。

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18. 一ノ蔵

辛口でスッキリした飲み口の日本酒です。

 

 

番外編:みりん代わりに日本酒

熊本の周辺ではお屠蘇(お正月にのむ日本酒)として親しまれてきた赤酒ですが、最近では「みりん」のかわりに料理に使用するのが口コミで広まっているみたいです。

煮物などに利用するととてもおいしくなるみたいです。ぜひ試してみてください。

本伝 東肥赤酒

日本酒の基礎知識

日本酒の種類

種類1:「純米酒」と「本醸造酒」

日本酒の種類は多く分けて

「純米酒」「本醸造酒」

に分けられます。

意外と知られていないこの分類ですが、普段良く耳にする「大吟醸」や「吟醸」などよりも、日本酒は大きく分けてこの2つに分類されます。

この2つの違いは「アルコールを添加しているか・いないか」の違いです。

「純米酒」とは文字通り「米と米麹」だけで作られたお酒です。

一方の「本醸造酒」は製造過程で「醸造用アルコール添加した」日本酒です。

「添加」という文字の印象からいいイメージがわかないですが、別に水増しして薄めているわけではありません。

本醸造酒は現在は「もろみ」への添加のみが許可されていて、使う醸造アルコールも純度の高い食品用を利用します。

アルコールを添加することによって

・香りが芳醇になる
・酒質が安定する
・味がスッキリとクリアになる
・劣化しにくくなる

というメリットがあります。

特に「香り」は水よりもアルコールに溶けやすいという性質がありますので、日本酒の芳醇な香りを閉じ込めるにはうってつけです。

「純米酒」と「本醸造酒」はどちらが良いというわけではなく、各々の特徴・個性として捉えていただけたらと思います。

種類2:「大吟醸酒」「吟醸酒」「特別酒」

これらの「純米酒」「本醸造酒」の中に「大吟醸」や「吟醸」などのくくりがあります。

ここでの違いは「精米歩合(原料のお米をどのくらい削って作っているか)」の違いです。

お米を削る割合が高いほど、原料となる米の量が少なくなり生産量も少なくなりますから、その分高価になります。

では、なぜお米を削るのか?といいますと、お米の表面部分はデンプンなどの栄養素で覆われていますが、日本酒をつくる上でこの栄養素が多すぎると雑味の原因となり、日本酒の命といわれるその香りを消してしまうといわれています。

なのでお米の表面部分を贅沢に削ぎ落として作られたお酒(精米歩合が高い)ほど、雑味のないすっきりとした味わいになります、

逆に表面の部分を多く残した(精米歩合が低い)お酒は、コクのある濃厚な味わいになります。※「雑味」の部分を適量にコントロールすることにより「旨味」に変化させることができます。

なので、たしかに工程や手間の部分で「大吟醸」が一番いいというイメージはありますし、実際にコストもかかりますので販売価格も高くなりがちです。

しかし日本酒の味は「精米歩合」で測れるほど単純ではないので、さまざまな種類の日本酒を試してみることをおすすめします。

純米酒

純米大吟醸 > 純米吟醸 特別純米酒 > 純米酒
精米歩合が高い(米を多く削っている順)

本醸造酒

大吟醸酒 > 吟醸酒 > 特別本醸造酒 > 本醸造酒
精米歩合が高い(米を多く削っている順)

種類3:「甘口」「辛口」

日本酒のウリ文句のなかに「甘口」「辛口」というのがあります。

日本酒の「甘口」「辛口」は日本酒の中に含まれる糖分・酸・アミノ酸によって分類されます。

日本酒度(糖分)

日本酒の分類によく使われる指標がこの「日本酒度」ではないでしょうか。

日本酒のラベルにもこの数値がのっていることも多く、数値が「マイナス」なら糖度が高いので「甘口」、数値が「プラス」なら糖度が低いので「辛口」となります。

ですが、数値的には「甘口」なのに「辛口」のような日本酒もありますし、その逆の場合もよくあります。

日本酒を「甘い」「辛い」と判断するにはこの「日本酒度(糖度)」は割と判断基準になるかと思いますが、あくまで参考程度にしてなるべく先入観なしで楽しむようにしたほうがいいと思います。

+6.0以上+3.5〜+5.9+1.5~+3.4-1.4〜+1.4-1.5~-3.4-3.5~-5.9-6.0以上
大辛口辛口やや辛口普通やや甘口甘口大甘口
酸度

日本酒の甘い辛いを判断するもう一つの大きな指標が「酸度」です。

こちらの数値もラベルに記載してあることが多いです。

日本酒の製造過程のなかで、乳酸・コハク酸・クエン酸・リンゴ酸など様々な「酸」が発生します。その酸度が高ければ「辛口」に、酸度が低ければ「甘口」に感じると言われています。

「酸」というと酸っぱいイメージがありますが、日本酒の場合は酸が多く含まれると味が引き締まり、キレとコクが増し「辛口」に感じるというわけです。

逆に「酸」が少ないほど、それらのコクが低くなりその分「甘口」に感じます。

こちらの数値もあくまで数値ですので、参考程度にしておくべきです、「酸」とひとくくりにしているのもそうですし、様々な「酸」が日本酒の味に与える影響はこれらの数値では測りきれない部分かと思います。

アミノ酸度

最後に日本酒の味を決める数値となっているのが「アミノ酸」です。

「旨味」の成分と言われている「アミノ酸」ですが、日本酒においてもその数値が高いほど、コクのある濃厚な日本酒になります。

なので「アミノ酸度」が高い日本酒は「甘口」に感じると言われています。逆にアミノ酸度の低い日本酒はあっさりとした味わいになり「辛口」に感じます。

またこのアミノ酸も多ければ多いほどいいものではありません。

言い方を変えると雑味に感じますので、アミノ酸度の高すぎる日本酒は味が強すぎて飲みにくい日本酒になってしまいます。

 

ここで何度も注意しておきたいのは、日本酒の味は数値で区別できるほど単純ではないですし、この数値以外の部分でも味を決める要素は無限にあると考えるからです。

また、中には「甘口」となっている日本酒でも辛口のような味わいの日本酒もあったりします。

現在流通している日本酒は結構「甘口」と「辛口」の中間くらいのものが多く、一概に2種類に分けるのも厳しい感じです。

もちろん、糖分・酸・アミノ酸の数値が完璧に「甘口」になっている日本酒は甘いと感じますし、「辛口」となっている日本酒は「辛い」と感じるのも確かです。

なので、数値が中間に近いような「ギリギリ辛口」みたいな日本酒は、先入観なしで味わうことをおすすめします!

近代の日本酒は製造技術の向上により、これらの数値以外にもたくさんの特徴やこだわりを持つことができましたので、あくまで参考程度にしておきましょう。

種類4:にごり酒

日本酒は米を発酵させて作られますが、米を発酵させたものというのは「もろみ」と呼ばれ、白くてドロドロしてます。

これに圧力を掛けて絞ることにより白い酒粕と日本酒となる液体に分けることができます。

そうしてできた透明の液体が一般的な日本酒です。

「にごり酒」はその圧力をかけて絞る際に荒い目で「こす」ことにより、あえて白い濁りを残すようにしています。

この「白い濁り」の中には日本酒の原材料が入っているわけですから、透明な日本酒よりも日本酒本来の味を感じることができます。

感覚的な味の違いでいえば「にごり酒」のほうが甘みを感じるかと思います。濁りの元は酒粕とほぼ同じなので「甘く」感じるのも当然です。

また「とろみ」も増すので、透明な日本酒(清酒)よりもまろやかな優しい口当たりに感じるかと思います。

種類5:スパークリング日本酒

最近では「炭酸入りの日本酒」というジャンルも登場してきました。

炭酸入りの日本酒は以前からもちょくちょく目にすることもあったのですが、最近はそのバリエーションも増えて、一般家庭にも浸透してきたのかな?と思わせてくれます。

僕も昔から居酒屋などに置いているのを見かけるとたまに注文してみたりもします。

普通の日本酒に比べてアルコール度も低く、味も飲みやすく工夫されているので、日本酒がいままで苦手だとい人も別の飲み物として楽しめると思います。

日本酒の度数はどのくらい?

現在流通している日本酒のアルコール度数は、15度前後のものがほとんどとなっています。

酒税法という法律のくくりでいうと日本酒は22%以下となりますので、いくらアルコール度数の高い日本酒でも22%以下ということになります。

アルコール度数15%はお酒の中では高い方になるかと思いますので、ビール(アクコール5%程度)のようにグビグビ飲んだら大変なことになるかと思います。

また先程紹介した炭酸入りのスパークリング日本酒はアルコール5%程度のものが多いのでビール代わりにゴクゴクと飲みたいかたはそちらがおすすめです。

日本酒のカロリーはどのくらい?

日本酒のカロリーはどのくらいになるのでしょうか?

日本酒のカロリーは大体100〜120キロカロリー(100gあたり)くらいです。

では100キロカロリーってどのくらいなのでしょうか?

他のお酒とも比べてみました。

日本酒約100キロカロリー
ビール約40キロカロリー
ワイン約70キロカロリー
焼酎約200キロカロリー
ウイスキー約240キロカロリー
ウォッカ約240キロカロリー

一見すると日本酒のカロリーはかなり高いように感じると思いますが、ビールと日本酒はアルコール度数が違いますので、あまり比較対象にならないかと思います。

また、カロリーを気にする方は「糖質」も気になるところでは無いでしょうか?

日本酒の糖質は100gあたり4g程度となります。これは他のお酒にくらべても高い方になるかと思います。

特に蒸留酒なので糖質がゼロである焼酎やウイスキーなどと比べてしまうと差は歴然です。。

日本酒約4g
ビール約3g
ワイン約2g
焼酎0
ウイスキー0

最近では「糖質ゼロ」の日本酒も発売されたりしていますが、糖質ゼロにする製法が原因なのか、かなり飲み口があっさりしすぎて僕としては少し物足りない感じでした。

ですが、元々あっさりした日本酒が好みで、糖質を気にしている方であれば試してみるのもおすすめです。

日本酒の飲み方

日本酒の飲み方には様々ありますが、一番有名なのが「温度」ではないでしょうか。


55~60℃ 飛び切り燗(とびきりかん)
50℃   熱燗(あつかん)
45℃   上燗(じょうかん)
40℃ ぬる燗(ぬるかん)
35℃ 人肌燗(ひとはだかん)
30℃ 日向燗(ひなたかん)
常温
20℃前後 冷や(ひや)

15℃ 涼冷え(すずびえ)
10℃ 花冷え(はなびえ)
5℃  雪冷え(ゆきびえ)

など様々な呼び方がありますが、一般的な言い方は

  • 熱燗(50~55度)
  • ぬる燗(30~40度)
  • 常温(冷や)(15~20度)
  • 冷酒(5~10度)

がよく言われているのではないでしょうか。

「熱燗は苦手でも冷酒は飲める」という人も多いですし、日本酒の銘柄によっても熱燗が合うもの、冷酒があうものなど様々です。

一般的には日本酒は冷やせばスッキリとした飲みごたえになるため日本酒が苦手な人でも楽しみやすいです。

逆に熱燗にすると、日本酒の香りや味わいが広がりやすく、コクのある味わいになります。

また一緒に楽しむ料理との組み合わせにもよります。

一般的には冷たい料理には冷酒。温かい料理には熱燗。どちらにも合わせれるのが常温(冷や)と言われているので、一緒に楽しむ料理に合わせて温度調節をするといいですね。

なので鍋なんかをするときは熱燗で、お刺身や冷奴など冷たい料理には冷酒で楽しむと相性バツグンです。

日本酒をグラスで飲む

日本酒といえば「とっくり」に「おちょこ」のイメージがあると思いますが、

僕が以前からハマっているのが「日本酒グラス」で飲むことです。

グラスで日本酒といえば「冷酒」のイメージがありますが、最近の日本酒グラスは熱燗でも楽しめるのもが多く、デザインもおしゃれなものが多いので気に入って使ってます。

毎日グラスで水やお茶なんかを飲んでいるので、陶器で液体を飲むってことに少し違和感があるんだと思います。

以前はいいのかなと思っておちょこで飲んだりもしていましたが、日本酒グラスに変えてから、なんとなく飲みやすくなった気がします。なので以前よりも飲む量が増えたかもしれませんが。。。

日本酒グラスは他にもたくさんありますので気に入ったものを探してみてください。

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