ここ数年で一気に普及した感じのする炭酸水ですが、スーパーでみてもamazonでみてもたくさんの種類があってよくわかんないですよね。
各社「いろんな特徴を出して商品をアピール」しているのかと思いきや、炭酸水ってやっぱり特徴を出しにくい商品なんですよね。
特徴のない商品に関しては味とはあまり関係なさそうな「ボトルのデザイン」をアピールしている商品もあります。。。
健康のため、晩酌のため、毎日飲むものでしたら一番気になるのがコスト。もちろん味も大事ですが、結局は「安くて美味しい」が一番ですよね。
価格の決定なんてその企業の販売戦略などが大きく作用していると思うのですが、
やっぱり高い炭酸水はそれなりに手間を掛けているor仕入れにお金がかかっているのどちらかだと思います。
全体的にはやはりヨーロッパなどからの輸入炭酸水は高い傾向があります。これはもう仕方がないですかね。。またヨーロッパの炭酸水は「天然炭酸水」のものが多いのでこれもコストアップの原因になっているかもしれません。
ここでは高い炭酸水と安い炭酸水、なにが違うのか?そして最後におすすめのコスパの高い炭酸水を紹介したいと思います。
原水の違い
炭酸水の違いとして大きく違っているのが、「原水」です。原水というか元々の原料となる水の種類ですね。
天然水そのままのもの
天然水をそのまま使った炭酸水は、採水した天然水をろ過して「純水」にするのではなく、最低限の処理をおこなって、そこに炭酸を充填したものです。
天然水なのでミネラルを多く含んでいますし、やっぱり水道水に比べても天然水って美味しいですよね。
なんというかさらっとなめらかな感じがしますし、ミネラル補給にもなるのでおすすめです。
基本的に国内で採水した天然水でコストが変わることは少ないかもしれませんが、やはり輸入者の天然水炭酸水は輸送コストがかかってますので概ねほかの国内の炭酸水よりも高い傾向があります。
ですが、輸入の炭酸水は「硬水」のものが多いので硬水好きの人にとってはなかなかコストを抑えるのが難しいかもしれませんね。
天然水を一旦純水にしたもの
汲み上げた天然水をろ過して「純水」にしたものに炭酸を充填したものです。
純水にしているので雑味がなくクリアな味のものが多いです。
各社独自の方法でろ過しているので、この工程で最新技術やコストの高いろ過システムを使っているものは高くなるかと思います。
また何重にもろ過システムを使用しているものもありますので、ここにかける手間がコストに反映されているのではないでしょうか。
炭酸の違い
炭酸水だけに炭酸の違いは炭酸を選ぶときにかなり重要になるのではないでしょうか。
基本的に炭酸水には
採水した時点で炭酸が含まれた炭酸水:天然炭酸水
と
あとから炭酸を人工的に充填した炭酸水:天然水炭酸水・人工炭酸水
の2つに別れますが、
やっぱり「天然炭酸水」は汲み上げてボトリングする際にコストが掛かりますし、ほとんどの天然炭酸水は輸入ものになりますので必然的に値段は高くなってしまいます。
しかし一度飲んでもらえるとわかると思いますが「天然炭酸水」の美味しさはやはり独特のものがありますよね。天然でしか出せない「泡のキメ細やかさ」もありますし、やはり水と炭酸の一体感を感じずにはいられません。「微炭酸」のものが多いですが強すぎない炭酸は逆に高級感さえ感じさせてくれます。
逆にあとから炭酸を充填した炭酸水にもいいとことがあってそれは「炭酸の強さ」です。基本的には「安さ」もあると思いますが、この「強炭酸」に魅力を感じて購入するひとも多いかと思います。
また同じ「強炭酸」といっても各ブランドともに炭酸の感じが違います。ウィルキンソンのように大粒の炭酸がぐわっと襲ってくる感じのものがあったり、天然炭酸水を意識しているのかとてもキメ細やかな炭酸をもったものもあります。
もちろん各ブランドとも自慢の工場オリジナルの炭酸充填設備で炭酸を入れていると思われるのでここにたくさんコストを掛けている場合は値段も高くなるのではないでしょうか。
容器の違い
炭酸水の入っている容器にも違いがあったりします。
基本的に炭酸水の炭酸は時間が経つに連れて弱くなってきます。たとえ未開封のボトルだとしてもボトリングして時間がたったものは少なからず炭酸が抜けていきます。
それをなるべく防ぐために「厚めのペットボトル」を使ったり「2重構造のキャップ」を使ったりしてコストを掛けています。
また「飲みやすい・炭酸が感じやすいボトルデザイン」なんてのもあったり、「国産のペットボトル」を売りにしているものもあります。※国産のペットボトルがどれだけ信用アップにつながるのかは不明ですが。。。
また、逆にこれはコスト減になっていると思うのですが「ラベルなし」(ゴミとして出すときにラベルを剥がして分別する手間がない)の商品もあったりします。
この容器の違いは正直僕はよくわかりませんが、(基本コップに注いで飲みたい派なので。。。)、普段持ち歩いたりする人にとってはデザインとかも含めて結構重要視されるのではないでしょうか。
コスパの高いおすすめの炭酸水
「コスパの高い炭酸水は?」と聞かれたときの私個人の答えとしては
「amazonのタイムセールで割引されている炭酸水」
となってしまいます。。。
炭酸水のコスパとして「1本あたりの値段」ってのが基本になると思うのですが、通常の値段で1円、2円のコスパを気にするのもいいのですが、「amazonタイムセール」になっている炭酸水は一気に何十円もお得なものがいくつか出てます。
基本的にどの炭酸水も定期的にセールを行っているので「タイムセール」のときに何箱かまとめ買いしておいて、またタイムセールになっている商品をまとめ買いする。
のが一番オトクになると思います。
ここでは「通常価格でも安いし」「amazonタイムセールも結構やっている」炭酸水を紹介したいと思います。
VOX ヴォックス 強炭酸水
あまり聞いたことのないブランド・会社名の「VOX」ですが、2015年設立の新しい会社のようです。
ですがここ数年はアマゾンなどでも常に上位に名を連ねるブランドとして実績をつんでいるようです。
1リットルの天然水に対して5リットルの二酸化炭素を充填していて、世界最高レベルの強炭酸とうたっていますが、多くのレビューでは強炭酸の覇者ウィルキンソンには及ばないとの声が多いです。
しかしウィルキンソンの荒々しい強炭酸に比べて、VOXはキメが細かく口に広がるような炭酸のため、そのへんは個人の好みによるのではないでしょうか。
価格もウィルキンソンに比べて安めです。
サンペレグリノ(S.PELLEGRINO) 炭酸水
イタリア・ミラノから北東に70km程離れたイタリアンアルプスで採水された「サンペレグリノ」は国内ブランドの多くが天然水にあとから炭酸を充填するのとは違い、採水したその時から炭酸が入っている「天然炭酸水」です。
サンペレグリノは「微炭酸」という表現をよくされますが、やはり他の「強炭酸」の炭酸水に比べると炭酸の刺激は少なく、天然炭酸水らしく、キメの細かい繊細な泡が特徴です。
他の強炭酸水が少し強すぎるといった人や、喉の爽快感よりもゴクゴク飲みたい派の人にもおすすめです。
伊賀の天然水強炭酸水
三重県の伊賀で採水された天然水にVOXと同じ、1リットルの水に対し5リットルの炭酸を充填した強炭酸水です。
小泉孝太郎のCMでもおなじみとなってきました。
炭酸の強度も他の強炭酸水に引けをとらず刺激があります。さらに他の炭酸水に比べて値段が安めということが人気の理由かもしれません。
レビューなどでは他の炭酸水に比べ「硬め」という感想もちらほら見かけましたが、実際に飲んでみた感じでは他の炭酸水に慣れていたら少し感じるかな。。という程度かと思います。そのへんは個人の好みとなりますので実際に飲んで比べてみてもいいかと思います。
また、こちらの商品「炭酸水」と「強炭酸水」と2種類が売られているので間違えないようにしましょう。個人的にはやはり「強炭酸水」のほうが好きですね。
Happy Belly 強炭酸水
amazonの独自ブランド「Happy Belly」の炭酸水です。日本国内の採水地の天然水を日本国内の工場で生産されています。
強炭酸となってはいますが、1リットルあたりの炭酸は3.7リットル以上と他のVOXなどの5リットルには及ばない数字です。
実際に飲んでみても他の強炭酸水よりも刺激は弱い感じがします。中炭酸水といった感じでしょうか。
炭酸が強ければ強いほどいいとも思いませんので、このくらいの炭酸具合、特に普段飲みする場合はいいのではないでしょうか。
価格も他の炭酸水に比べても一番安い部類に入る商品です。
まとめ
総じて言えるのは「高い炭酸水はやっぱりうまい」ってことでしょうか。
やっぱり安い炭酸って「炭酸が抜けやすい」とか「水に雑味がする」とかなんか美味しくないんですよね。。。
やっぱり高いには高い理由があるし、ノウハウと最新設備は嘘をつかないかな。。と思っています。
ヨーロッパの輸入天然炭酸水は普通に輸送費が上乗せされている感じですかね。。。おいしいのでどんどん安くなっていってほしいですけど。※それでも一昔前では考えられないくらい手に入れやすくなりましたけど。
おすすめの炭酸水
おすすめの炭酸水をブランド別にまとめました。